
SEOに強いWebライティング売れる書き方の成功法則64
集客・成約率アップのための“売れる”文章術
購入&読了後レビュー
読み終えての結論
SEOの基礎とWebライティングの基礎、両方が書かれています。
どちらも学びたい方、Web初心者の方におすすめです。
SEOのルールは文章術と比べ、おろそかにする人が多いのではないのでしょうか。
逆にSEOばかりにこだわる人は、小手先に走り、訪問者目線をおろそかにする印象があります。
文章が同じレベルならば、SEOを抑えたサイトの方が有利に立てるのは言うまでもありません。
SEO初心者の方が押さえておくべきルールが書かれています。

私が気になった内容
SEOとマーケティング
SEOの基本と戦略、キーワード選定、見出しタグの使い方などが記載されています。
初心者は覚えておくべき内容で、私も確認と復習の良い機会になりました。
文章の構成
PREP法に相当する内容が書かれていましたが、物足りないです。
他の本に頼った方が良いと思いました。
レベルアップを目指すなら、『Webライティング デジタル時代の実践スキル』の
「PiREmPa(ピレンパ)」が秀逸でおすすめです。

売れる文章術
ロジカルライティングは最初に結論を伝え、最後に深い理解に至ってもらう書き方。
エモーショナルライティングは、感情を揺り動かして行動へといざなう書き方で、結論は最後に。
サイトやブログの場合、ロジカルライティングがメインになるのでは、と思いました。
結論を後だしにして読者を引っ張るエモーショナルライティングの方は、情報商材向けでしょうか。
最初に問題提起とあおり文、中盤で信ぴょう性を高め、最後に結論を書き行動に移してもらう。
AIDCAS(エイドカス)の法則
PASONA(パソナ)の法則
一枚もののサイト(単品販売サイト、noteや情報商材など)の書き方に使えます。
男性脳と女性脳を意識してコンテンツを描き分ける。
心理学を意識して書く。
箇条書きの項目数をマジカルナンバー7で処理する
理由は、短期記憶で処理できる値が7つだからだそうです。
実験では7±2、5~9個の間が短期記憶できる値となり、
最小5個、平均7個、最大9個、を意識し、訪問者の属性から数を決めると良さそうです。
また、箇条書きの記号ルールも記載されていました。
こういう細かい所を教えてくれるのは良いですね。
画像を入れるメリット
右脳ーイメージ思考・画像・空間・気を引く
左脳ー論理的思考・文字
右脳左脳の両方で理解すると記憶に残りやすくなるそうです。
よって、画像を入れた方が良いということになります。
脳の構造からのアプローチが、本書の良い要素だと思います。
キャッチコピーライティング
色々なテクニックがあり、参考になりました。
数字の使い方、あえて逆を突く、幸せと悩み、問いかけ、
あるあるネタ、ハロー効果、好奇心、旬の言葉、など。
固有名詞と代名詞
固有名詞を代名詞に変えない。
固有名詞を何度も使えばSEO的に有利になります。
略語と一緒に元の言葉も併記するとSEO的に有利になります。
例:プレイステーション・プレステ・PlayStation・PS
この場合は4種類もあり、全て併記がSEO的にも有利になります
まとめ
SEOとライティング、両方の基礎が書かれています。
脳の構造からのアプローチもあり、良書だと思います。
SEOとWEBライティング初心者の方におすすめいたします。

最後に~自戒の念を込めて~
人は間違え、忘れる生き物です。
私は暇があればライティング本を読み直し、論理のリマインドと言語感覚の向上に努めています。
以前書いた文章を読み直すと、修正点に気付くことがあります。
これは少しずつレベルが上がっている証左です。
テーマ・媒体・時間の経過、等によって求められる文章も変わりますので、常に勉強が必要です。
複数の本を繰り返し読み、実践と修正の繰り返しのみが上達へと繋がります。
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