文章術のベストセラー100冊 のポイントを一冊にまとめてみた
購入&読後レビュー
読み終えての結論
文章術全般をとりあえず広く学びたい方におすすめです。
ライティング本の最初の一冊として、良いと思います。
文章術を学んだことがある人にとっては、リマインドの役割を果たしてくれます。
文章術は敷居の高いものではない、と安心できる一冊です。
私が気になった内容
「は」と「が」の使い分け
何だかんだでこれが一番難しい、日本語の永遠のテーマかなと思います。
他の本でも書かれていますが、本書が一番分かりやすかったです。
私も感覚的には使い分けできていましたけど、説明しろと言われると難しいです。
本書では分かりやすくしっかりと説明されています。
文章の「型」
PREP法など、型についての説明はざっくりしていました。
これだけでは文字通り「型」にはめた文章しか書けないのではないでしょうか。
レベルアップを目指すなら、『Webライティング デジタル時代の実践スキル』の
「PiREmPa(ピレンパ)」が秀逸でおすすめです。
漢字とひらがなの割合
読みやすい割合の目安は、ひらがな7~8割、漢字2~3割だそうです。
共同通信社の『記者ハンドブック』にひらがなにした方がいい漢字が書かれていて、
本書でもその一部?が表で掲載してあり、勉強になりました。
これまでに読んだライティング本にはなかったと記憶しています。
段落・一字下げのルール
意味や呼吸の切れ目で改行し、段落を作る。
書き出しと段落の最初は一字下げを行う。
書籍の文章は5~6行、WEBは2~3行で改行する。
書き出しと段落の一字下げですが、WEBでは行わない場合もあるそうです。
実際、大手WEBメディアでも一字下げを行っていない場合が多々あります。
因みに私も一字下げは行っていません。
比喩、たとえ話
他のライティング本と異なる点は、小説講座の本からの抜粋があることです。
比喩・たとえ話で分かりやすくなる場合があるとのこと。
小説だけでなく、WEBライティング・セールスライティングでも使う機会はあります。
内面を豊かに耕す
内面・人間性・情熱。
テクニックやルールだけではいい文章は書けない。
肝に銘じます。
ビジネスメールの書き方
ビジネスメールの書き方にも触れていました。地味に良いです。
まとめ
本書にも書いてありましたが、餅は餅屋に。
WEBライティングやSEOは他の本を頼ることになります。
文章術のベストセラー100冊をまとめたとはいえ、
本書一冊でOKというほどライティングは甘くはないです。
ですが、100冊読むのは大変。
100冊の共通点からの良いとこ取りの時短本、という意味では良書です。
文章術の全体像を知りたい方、
文章を書くことはそれほど難しくはないと安心したい方に、
おすすめいたします。
最後に~自戒の念を込めて~
人は間違え、忘れる生き物です。
私は暇があればライティング本を読み直し、論理のリマインドと言語感覚の向上に努めています。
以前書いた文章を読み直すと、修正点に気付くことがあります。
これは少しずつレベルが上がっている証左です。
テーマ・媒体・時間の経過、等によって求められる文章も変わりますので、常に勉強が必要です。
複数の本を繰り返し読み、実践と修正の繰り返しのみが上達へと繋がります。
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